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プロセッサに起り得るトラブルと、その解決方法を解説します。
難しい故障は、センドバック方式の工場修理になりますが、
緊急の場合などは、ご自分で修理に挑戦してみてください。

紙詰まりなどで、ローラを分解したい場合（非常時）
	機械のコードをはずし、十分冷めてから行います。 本体カバー側面の４本のビスをはずして、カバーを開けます。
	左右の加圧バネのユニットをはずします。 バネの中に貫通しているボルトを、プラスドライバーで取り外します。取り外す前に、ボルトがどの程度底板から出ているかを、底に手を当て、指でさわって確かめておいてください。（通常は底板の下面と同じ位置に、ボルトの先端がきています。）
	加圧バネユニットがどういう形でセットされているかを、はずす前に確認してください。（組み立てるときに、迷わずに済みます。） ※製造ロットにより、このページの写真とは一部異なる場合があります。
	はずした加圧ユニットは、バネといっしょにして、ばらばらにしないようにすると、組み立てるときに間違えません。
	左右の加圧ユニットをはずすと、上の熱ローラーユニットが、上に引き出せます。 ゴムローラーは非常に傷つきやすいため、刃物や尖ったものをあてないでください。 【注意】温度が高い場合は、絶対にさわらないようにしてください。また、電源がコンセントから抜かれていることを確認してください。
	作業をする際、下ローラーユニットの上にある、スペーサーがはずれないようにご注意ください。（固定されていません） このスペーサーにより、上下のローラーに５mm間隔の隙間が作られています。
	作業が終わったら、逆の手順で機械を元の状態に戻します。 加圧ユニットのボルトを締める要領は、プラスドライバーで回していき、バネ圧がかかり始めてから、５回転ぐらいが適圧です。（底板の下面とボルトの先端が、ちょうど一致するぐらいです。）

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歯車がスリップするようになったら
マルチプロセッサにはさまざまな素材が挿入されます。 そのため、モーターの力を伝える歯車には、強い振動が加わり、歯車を軸に止めてあるボルトが緩む可能性があります。 ボルトが緩むと、歯車が空回りし、熱ローラの回転がストップしてしまいます。 このような場合は、付属の六角レンチを使って、ボルトを軸にしっかり締め付けてください。
	歯車が空回りしているかどうかは、次のテストをするとわかります。 付属のキャリアボード（5ｍｍのベニヤ板）を挿入し、真ん中まで入ったら、機械のスイッチを止めます。 止まった状態で、ボードを前後に動かしてみてください。びくとも動かなければ、正常な状態です。歯車が緩んでいる場合は、前後に５〜１０ミリぐらい、ボードが動きます。
	歯車のボルト穴に、六角レンチを差込み、奥のボルトをしっかり締め付けます。 同様にして、その周りの３個の歯車も、緩んでないかチェックしてください。
	締め付けるときに注意することは、歯車の軸の平らになっている面に合わせて、ボルトを押し付けることです。 写真で、軸の上の部分がすこし平らに削られているのがわかりますか？

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出口でモノが詰まる場合
	熱ローラを通過した素材は、後部のガイド板の下を通って排出されます。 ガイド板はネジで固定されていますが、このネジが緩むと、角度が下向きに下がり、出口を塞ぐことが考えられます。 この場合は、ガイド板を上に向けて、ネジをしっかり締め付けてください。（下のガイド板から８mm程度間隔を開けます） ガイド板は本体カバーをかぶせたときに、わずかに飛び出す形でセットされます。

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